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定期更新ゲーム Sicx Lives シャルル=リシーハット(1237)の結果徒然。
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第9回更新 ツァオベラーフェストの補完日記です。
なお、数回に分かれます。

■ツァオベラーフェスト初日【1】

魔法学校【カメーリエ】ツァオベラーフェスト初日。

「はぁー、思った以上に凄い人出だね」

シャルは、そう言って屋台の外の光景にちらと目を走らせた。
中庭には、シャルの出すリシーハット以外にも、幾つもの店が軒を連ね、
人々が思うまま、それらの店に出入りしている。
当然、リシーハットにも例日以上の出入りがあった。

「学園祭というのもあって賑やかですね。皆とても楽しそう」

手伝いをしてくれている、ルーリがそう言って目を細める。
既に、常連の人たちも来てくれていて、各々特別料理やらいつものメニューやらを
注文しており、店内はいつも以上にごった返していた。

「すまない、注文いいか?」

忙しそうな雰囲気に少し頼み難いのか、やや控え目な言葉で注文をしてきたのは
店の常連でもある青年だった。

「ああ、エイシス。いらっしゃい」
「ええと…」
「ん?」

エイシスの隣に、眼鏡を掛けた少女がいた。
何処か見た気が…

「ああ、そうだ。この世界来て早々に練習試合してもらった…カロリ!」
「…覚えていてくれたんだ?」

因みに、シャルはあまりアイドルとかの事について耳聡くないため、
彼女の本業であるKT2の事は知らない。

「二人共、知り合いだったんだ?まあ、ゆっくりしていってよ」
「今日は特別料理があるんだったか?じゃあ、この七つの壷っての頼もうかな」
「はいよ。何番にする?」
「えーと、じゃあ三番」

うりが三番の壷を運んでくる。

「はい、じゃあこれを漬けてね」

くるり、と回転させて鉄串に刺さったスティックパンを二人に渡す。
二人が挿したパンには、やや黒いどろりとしたものが絡まっていた。

「…なんだ、これ?」
「食べてみての、お楽しみ」
「ちょ、ちょっと辛い…でも、美味しいよ?これ、カレー?」

二人が引いたのはブラックカレーだった。充分に煮込んで寝かせているので、
材料は殆ど煮溶けてタールのような色合いのルゥになっている。

「一人なんだけど、入れるかい?」

おっと、二人だけの相手をしてもいられない。
声が掛かったので、二人にはゆっくりしていくように言うと、店先へ戻った。
途中、大先生と擦れ違う。
パレードが終わって、手伝いに来てくれたようだ。

「シャルちゃん、遅くなりました!」
「いいって、大先生忙しいんだから、無理しないで少しは休んでね」

そう言って、擦れ違い様に大先生の肩を軽く叩くと、
声の掛かった方へと向かう。
(リンク【ぱなどさんの日記へ】):http://blog-imgs-44.fc2.com/a/s/t/astan/panado08b.html

つづく

 

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