忍者ブログ
定期更新ゲーム Sicx Lives シャルル=リシーハット(1237)の結果徒然。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

第9回更新 ツァオベラーフェストの補完日記です。
後編になります。
あまり時間がないので、前後編としました。

「辛いー!?」

今日、何人目かの客が悲鳴をあげた。

「あ、あれれ…」

悲鳴をあげた客は、慌ててルーリが持ってきた水を飲み干し咳き込んでいた。

「う、うーん…」

流石に、その情景を見ていると、シャルルは少し後悔し始めていた。
七つの壷の中に一つだけ潜んでいる激辛の壷。
無論、ただ辛いだけではなく、自信をもってつけている味付けではある。
だが、辛いものが苦手な人にとっては、それは苦痛でしかないのではないか。

「これはちょっと厳しいですね…」

リシーハットによく来てくれているシグレも、紅く染まったパンを見て、
やや引き攣った表情を浮かべていた。

「ごめんね、アタシ配慮が欠けていたかもしれない」

シャルの故郷は長閑な田園地帯故、普段から刺激というものが不足していた。
だから、料理に人を驚かすような仕組みとして激辛などを仕込むのも、
一つの娯楽として行われていたのだ。
しかし、お金を貰って営業している店で、苦手かもしれないものを出す、という行為自体、
よく考えれば、あまりといえばあんまりだったのかもしれない。

「…うん、無理して食べなくてもいいよ。よし、レッドホットを引いた人には、
 アイスケーキの券をあげる。当たりって事で」

アイスケーキは、2月のメニューの試作として作っていたものだ。
特別なチーズケーキを氷で更に冷やし固めた、不思議な食感のケーキ。
それを、先行で出す事にした。

「いいんですか?お店の予算からすると大変なんじゃ」

「ルーりん、アタシはね、お客様を裏切るような事は絶対にしたくないんだ。
 例えお祭りであっても、お客様に喜んでもらう事がアタシの全てだから」

だから、例えお祭りであっても、全てのお客様に喜んでもらうための努力は惜しまない。
そう決めていた。

そうして、一日目の祭りは過ぎて行った。

PR
          
この記事にコメントする
お名前
タイトル
メールアドレス
URL
文字色
絵文字 Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
コメント
パスワード   コメント編集用パスワード
 管理人のみ閲覧
この記事へのトラックバック
トラックバックURL:
Copyright ©  -- Mobile Booth "Risheehat" --  All Rights Reserved
Designed by CriCri / Material by 妙の宴
忍者ブログ  /  [PR]